2007/2/28


 目が覚めて窓から見えたのは特別に美しい青空、居間から見えたのは繊細な樹氷とキラキラと漂っているダイヤモンドダスト、偶然12月24日だったので、その日付が記憶に残った。家にいられる日が続くと、そういう自然の営みに出会う機会が増える。余程の悪天候でない限り家内と毎日散歩に出るが、自然は時々刻々表情を変える、その営みの豊かさに圧倒されている。何と素晴らしく、何と豊かなのだろうと心から思うのだが、そのように言葉にしてみると、自分の言葉の貧しさに改めて気づく。

 冬になって我が家のヴェランダに小鳥たちのためにひまわりの種を置いてやることにしたら、朝一番には栗鼠(りす)が現れて先に餌を失敬して、その間は小鳥たちを寄せ付けない。小鳥はシジュウカラ、ゴジュウカラやウソなどが多いが、時々カケスが周囲を飛びまわって嫌がらせをしている。夕方になると小鳥たちは何処かへ帰って行き、すっかり暗くなってからテンが現れる。翌朝、雪の上の足跡を見ると野うさぎや狐も来ているようだ。庭には鹿やカモシカの足跡もたくさん残される。こんなに大暴れして、まるで大運動会をやったみたいだと思うこともある。

 我が家の門から玄関までの雪はまだ、ほとんど真冬のままの深さだが、今朝からの陽の光はすっかり春なので薄着をしてゆったり散歩をした。家に帰って間もなく雪がちらつき始めたのは、これが山の天気というものなのだろう。家内は門から玄関までの斜面を子供用の小さな橇で滑ってはご機嫌である。


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