───── 初夏 ─────

2007/5/16


 この冬は雪がすくなかったというものの、なかなか春の暖かさを実感できずにいた。今でもまだ夜になると寒さを感じることがある。
春になって山の家はがぜん忙しくなる。夫は毎朝起きると西洋タンポポと格闘を始める。日本タンポポを守りたいのだが、外来種は強烈らしくてもうとり尽くしたと思っても翌朝には黄色い花を咲かせている。
様々な植物が一斉に芽を出し始めて、まだ新人住民の私たちにはどれが何だかよくわかっていない。それでも少しずつ教えてもらいながら山ウド、タラの芽、ヨモギの若葉、イタドリ、行者ニンニクの葉など、天ぷらにして楽しんだ。もう少しすると野生の木イチゴ、森イチゴも色づくだろう。


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